四季

感共ラボの森が住宅設計で考えているThema(テーマ)である夏涼しく冬暖かい家を実現するために必要な建築デザイン要素の再定義についてご説明してきました。このページでは最後の項目となる「四季」→「衣替え」についてご説明します。

日本には、「四季」があります。
春の芽吹き、夏の深緑、秋の紅葉、冬の雪景色・・・

「四季」は、生活にいろどりを添えてくれる私たちの宝物です。そして日本の伝統建物では、四季の移ろいと寄り添ってくらすための様々な工夫を積み重ねてきました。 季節によって自然とのつながり方を変えられる縁側空間、日射を調節する深い軒、簾(すだれ)や葦簀(よしず)、室内に緑を取り入れ換気をうながす坪庭など。

これら四季に応じた対策は人々が経験的に培った自然への受動的な工夫です。現在では、この経験に加えて建築物理と様々な研究成果により、設計時の計算で定量的な性能確認が可能となっています。断熱性能、気密性脳、日射取得日射遮蔽性能、蓄熱性能、調湿性能、換気性能、間取り、建具仕様などと室内環境の関係を計算で確認できるのです。

とても大切な通風(通気)性能

四季のなかで通風(通気)が必要な時期はどのくらいあるか分かりますか?

1年12か月のうち実に60%、7か月間は通風(通気)により心地よい室内環境に近づけることが可能となります。日射遮蔽と蓄冷を適正化した快適環境デザインの住宅であれば、窓の開閉時間を工夫することで外気温32℃までは冷房なしで快適環境をつくることだできます。

さらにパッシブデザインの考え方を進めていけば、夏季・中間期・冬季それぞれの住宅性能を適正化することで自然環境と共存した生活を送ることができるようになります。夏と冬で衣替えをするように、住宅も季節に応じた衣替えを行うことで快適環境デザインの効果が高まるのです。

夏涼しくて冬暖かい家を論理的に考える

機械設備に極力頼ることなく、四季を通じて快適な住宅を作るのはとても難しいことです。断熱や通風だけでは実現できません。表面温度の聖女や肌感覚のマテリアル選定、さらに蓄熱(冷蓄熱)による体感作用の工夫も必要です。これらすべてが複合的に作用する快適度を一口に説明することは不可能でしょう。感共ラボの森では、断熱性能と窓換気性能の二つの要素で診断する評価グリッドで四季を通じた快適度をご説明しています。評価グリッドを下のリンクボタンからご確認いただけます。

夏涼しく冬暖かい度の診断グリッド

パッシブデザイン  

高断熱→必要な性能 

室温→体感温度   

光→光熱      

風→通風      

窓→環境制御ツール 

美的感覚→肌感覚  

四季→衣替え    

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