温度

紫色と橙色の画像、最近テレビなどでよくご覧になるのではないでしょうか。サーモグラフィーという画像で床壁天井や物体の表面温度を色に変換した画像です。スマホに小さな器具を付けることで表面温度を測定できるようになり私もよく活用しています。

写真の左上は建売住宅検査時の壁面温度8.5℃、長時間無暖房なのでほぼ外気温と同じ温度です。右上は暖房された室内の壁面温度17.9度、エアコンで20度に温度設定された一般的な表面温度です。

左下は液晶テレビの表面温度41.8度、我が家の買い替え前の旧テレビなのでかなり高温です。ほぼ暖房機ですね(笑)。右下は真冬の川崎民家園(古民家の博物館)の縁側です。外部ですが石畳の地面と木製の濡れ縁が太陽光で温められ、真冬の室外にも関わらずとても心地良い環境でした。

「室温」→「体感温度」

快適環境の指標で最も一般的なものは「室温」ですが、室温は快適性の半分しか示していません。人が快適か不快かを感じるうえで重要なのは「体感温度」です。室温20℃、床壁天井の表面温度が16℃の部屋で感じる体感温度は18℃です。人間にとっては長い目で見ると室温より床壁天井の表面温度のほうが重要です。さらに、洋服を一枚重ねると約2℃体感温度が上がります。窓に厚手のカーテンを下げると、カーテン表面温度はガラス表面よりも約2℃高くなります。

心地良い環境を設計するうえでは、温度計の「室温」だけではなく「体感温度」を意識して床壁天井の表面温度をコントロールする必要があります。そのためには断熱性能、蓄熱性能、調質素材、伝導性能、窓付属物など様々な要素に配慮しながら工法と素材を設定しなければいけません。難しい話になってきますが健康との関係もとても深いです。

光 → 光熱
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