バウビオロギー25の指針

バウビオロギーは1960年代にドイツで生まれ、1980年にアントン・シュナイダー氏によって「25の指針」が提起されました。この指針は時代に合わせて幾度か改訂されましたが40年以上経ったいまでもバウビオローゲにとっての羅針盤となっています。指針は5つの大項目と、その中の5つの小項目に整理分類され、項目ごとにピクトグラムがデザインされています。下の表がバウビオロギー25の指針を一覧表にしたものです。

バウビオロギー 新25の指針

バウビオロギー教育講座では、小項目1つにつき約1000ページの解説書があり、そのすべてを読破して小項目ごとのテストなどに合格して最終的に「BIJバウビオローゲ」資格を取得できます。
バウビオロギー住宅は、「①健康」「②持続可能性」「③造形デザイン」について、この25の指針に基づいてできるだけ多くの指針を実現した住宅です。快適な室内環境や省エネ性などだけではなく、プロポーションや色彩など意匠的な視点まで含まれていることは注目に値します。25の指針すべてを実現することは不可能に近いのですが、「感共ラボの森」では一つでも多く可能な限り実現しています。そうすることで「快適で心地よく、健康で美しい住宅」に近づくのです。


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このページでは5つの大項目を簡単に説明しておきます。各項目をより詳しく知りたい方は下のリンク集からそれぞれの大項目ページへお進みください。大項目のなかの小項目ひとつづつについての解説をご覧いただけます。

大項目1:快適な室内環境
有害物質の使用を減らし新鮮空気を十分確保し、健康を損ねるカビ・バクテリアを回避する方法、無臭もしくは良い香りのする建材の推奨、電場電磁波からの影響を最小限にするための方法などについて解説されています。

大項目2:建材の選択
断熱と蓄熱のバランス、空気温度と表面温度の関係に留意した建材の選定。調湿性能を持った材料、特に自然素材の推奨、部屋の音響・遮音を最適にするための建材の選定方法、新築時の湿気の放散などについて解説されています。

大項目3:空間の造形
住居心理学・住居生理学の観点から調和的なプロポーションや形態について学び、五感の大切さ、自然の光に近い光のバランスに注意した照明の選定、生理学的・人間工学的な認識に配慮した色彩やインテリアの提案などについて解説されています。

大項目4:持続可能な環境の形成
エネルギー消費を最小限にし、環境負荷を回避する工法、再生可能エネルギー利用の推奨、地域固有の建築工法を優先し、エコ収支の観点から最もふさわしい材料や経済循環を選ぶ方法などについて解説されています。

大項目5:エコ・ソーシャルな生活空間
幹線道路脇の敷地は快適な環境か、湿気が溜まりやすい盆地形状の敷地で健康に暮らせるか、といった建設地にかかわる問題から仕事場や学校など地域ネットワークやインフラにかかわる問題について解説されています。

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