住宅外壁 壁内結露防止

新事務所の屋上壁の一部を左官壁とします。ラスモルタル下地でマジックコート左官仕上げ。
ラスモルタルとはラス網という金網を張ってその上からモルタルを塗る工法です。サイディングが普及する前には最も一般的な外壁仕上げでしたが今でも使われています。
このラスモルタルの上に吹付けや左官で仕上げるわけですが、窓周りのひび割れや台風時の風圧で雨水が浸透して雨漏りしやすいという欠点、モルタルを塗ってから乾くまでの養生期間が1週間~10日必要ということもあり、工期短縮が必要な一般的住宅で敬遠されたjという理由でサイディングが普及しました。
ただ、差別化を図りたいという要望から、昨今の住宅でモルタル工法が見直されジョリパット仕上げなどの採用頻度が上がっています。手作りの良さを再認識するというのは喜ばしいことです。

さて、ひび割れや雨漏りという心配のあるモルタル工法ですが、様々な改良工法が示されており、我が事務所でも通気ラスモル工法という工法で施工しています。これは胴縁の上に紙が張りついたラス網を張り、その上にひび割れしにくい樹脂モルタルを塗る工法です。モルタルの裏側に通気層があるため、万が一雨水が浸透しても屋内に雨漏りすることなく排水されます。通気左官工法としては胴縁の上にボード張りして左官仕上げするという工法もあります。
通気工法はもう一つの大きな利点があります。壁内結露防止です。サイディングが通気層を設けるのと同じことで、壁の中の湿気を通気層から排出することが可能となるのです。

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