
新事務所の屋上ウッドデッキにウリン材を採用したというブログを数日前に掲載したときに樹液が出るので注意が必要だと書き込みました。ウッドデッキ完成後、最初の雨でやはり樹液(灰汁:アク)が写真のように溶け出ました。最初から知っていたので、床カラクリ―トの残りを保存しておいて正解でした。灰汁が止まってからカラクリ―トを上塗りする予定です。
ウリン材は敷き込んだ後だけでなく、現場に仮置きするときも雨がかからないように注意が必要です。雨がかかる場所にシートも掛けずにおいておくと灰汁が染み出てきて悲惨なことになってしまします小口を防水塗装するか、灰汁が染み出てもクレンザーなどである程度落ちますがコンクリートやモルタル面は完全に落ちないようです。
色や硬さ耐水性などウッドデッキとしては優れた材料ですが、この灰汁は欠点ですね。あと、最近の文献でこの灰汁の中に毒素が含まれているという記事も見たことがありますので口に触れないようにしましょう。
同じウッドデッキ材としてよく使われる「イぺ」や「セランカンバツ」などは樹液が透明なので灰汁が染み出てもそれほど目立ちません。ですが耐久性と高級感(色目)ではウリンに劣るように思います。
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「建築家が考えるLOHASな住まい」 総目次
(1)光熱費1/2住宅の設計手法
・光熱費1/2住宅とはなにか?
・光熱費1/2住宅の13要素
・自然風の利用技術
・昼光の利用技術