住宅のエコ度を評価する指針

◆CASBEE(戸建て)は戸建て住宅のエコ度を判定する評価ツールです。
去年の年末、東京大学の研究室からCASBEE(戸建て)に関するアンケート協力依頼を受けました。CASBEE戸建ての使用状況を調査中だそうです。それもそのはず、CASBEEの認知度は極めて低いのです。戸建て住宅の環境品質と外部に及ぼす環境負荷jを総合的に評価するCASBEEは優れた評価ツールなのです。
◆CASBEE(戸建て)のねらい◆
毎年約50万戸が建設されている戸建て住宅がよい良い住環境を提供し、長く使われ、省エネルギーや省資源に配慮されていれば、日本全体の環境負荷を大きく削減することができ、また、日本全体の住生活の質を向上させることができると考えられます。
CASBEE-すまい(戸建)のねらいは、このような優良な住宅ストックを日本中に増やすことにあります。
◆何を評価するのか◆
戸建住宅の総合的な環境性能を、戸建住宅自体の環境品質(Quality)と、戸建住宅が外部に与える環境負荷(Load)の2つに分けて評価します。QとLにはそれぞれ以下に示す3つの評価の分野があり、更にその中で具体的な取組みを評価することになっています。
環境品質・性能(Q)が高いことを評価する
Q1 室内環境を快適・健康・安心にする
Q2 長く使い続ける
Q3 まちなみ・生態系を豊かにする
環境負荷(L)を低減する取り組みを(LR)※で評価する
LR1 エネルギーと水を大切に使う
LR2 資源を大切に使いゴミを減らす
LR3 地球・地域・周辺環境に配慮する
※LRは環境負荷低減性と呼びLoad Reductionの略
◆CASBEE-すまい(戸建)で評価がよい住宅とは◆
『快適・健康・安心(Q1)で長く使い続けられる(Q2)性能が備えられており、エネルギーや水を大切に使い(LR1)、建設時や解体時にできるだけゴミを出さない(LR2)ように環境負荷を減らす努力をしており、良好な地域環境形成に役立っている(Q3、LR3)住宅』 と言えます。
◆CASBEE(戸建て)評価員◆
戸建て住宅のエコ度を評価するには評価員試験に合格した者でないとできません。私も試験に合格して評価員登録しておりますので、ご興味ある方はご連絡ください。

コメント

  1. 循環型住宅産業を構築してCO2削減

    今日は午前中に「京都府福知山の家」キッチンショールーム打合せ、
    午後は古民家鑑定士講習及び試験で一日外出でした。
    それにしても猛烈な風でしたね。自転車ごと飛ばされそうになりましたよ。

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