光熱費1/2のエコ住宅 日射遮蔽手法 2

光熱費1/2のエコ住宅(自立循環型住宅)シリーズ
日射遮蔽手法 パート2
(2)日射遮蔽の省エネルギー目標レベル
①目標レベルの定義
日射遮蔽手法による省エネルギー削減対象は冷房エネルギーです。目標レベルは開口部が面する方位によってかわり、南面する窓の遮蔽対策による効果が最も高く、最大45%の削減率となります。注意しなければいけないのは、南東・南西・東・西面に面する窓に何の日射遮蔽対策をしないと逆に冷房エネルギーが10%~30%増加してしまいます。

②目標レベルと開口部の日射侵入率
日射遮蔽による省エネルギー目標レベルは、開口部の日射侵入率の基準値を満たす対策を講じることにより達成できます。基準値は真北±30°の範囲とそれ以外(真南±150°)で違い、真南±150°に面する窓の方がより高い基準となっています。

③開口部の日射侵入率の算定方法
開口部の日射侵入率は、ガラス・カーテン・ブラインド・庇・軒等の対策により決まります。これらを組み合わせた場合、次式の簡易計算法によって日射侵入率を求めることができます。日射侵入率=ガラス日射侵入率×日射遮蔽部材の遮蔽係数×庇等の遮蔽係数
庇等の出幅は「窓下端から庇までの高さ×0.3」以上の出幅がないと効果はありません。

④敷地周辺状況の確認
敷地周辺が建物に囲まれ、日影となる時間が極めて長くなる敷地や都市内の狭小敷地で隣家との間隔が小さい敷地などでは、日射量が小さくなるので、日射遮蔽対策の必要性は低くなります。

⑤日射を考慮した開口部の配置計画
夏季に日射を極力遮蔽し、冬季に逆に取り入れるためには、開口部の方位を南寄りとすることが大切です。
次回パート3では具体的な日射遮蔽手法を紹介します。

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