睡眠障害の調整方法 光

昨日のブログで、健康増進には適切な睡眠が不可欠なことが
分かりました。
今日から3回にわたり睡眠障害を改善する方法について解説します。
「光」
光は、ヒト概日リズム(サーカディアンリズム)の最も強力な調整因子
です。睡眠・覚醒・血圧循環調整・自立神経機能など、あらゆる生体
機能には明確な日内変動があり、相互に適切な時間関係を保ちなが
ら個体を維持しています。
日内変動が24時間ちょうどではないことから「概日リズム」と呼ばれ
ていて、光は、日々誤差を生じていく概日リズム位相を最も効率的に
補正するリセっタ―なのです。
概日シグナルを伝達する時計ホルモンとして知られるメラトニンは、
夜間に集中して分泌されます。メラトニン分泌量には個人差があり、
高齢者の分泌量が減少していくことが知られています。メラトニンな
睡眠リズム障害の治療薬として使われているのです。
適切な睡眠と関係が深いメラトニン分泌には、光環境の変化が関係
している可能性が示唆されています。低照度下で生活している高齢者
不眠症患者が、日中補充的に高照度光を浴びると、睡眠持続能力が
改善されメラトニン分泌量が増大します。
以前ヒトでは高照度光によってのみメラトニン分泌が抑制されると
考えられていましたが、日常生活環境の400ルクス程度の光でも
抑制さる事が明らかになってきました。つまり、夜間明るいところに
居続けるとメラトニン分泌が遅れ、入眠が遅延するなどの睡眠阻害
の要因となるのです。
一方、朝一番の明るい光は、夜間分泌していたメラトニンが抑制
されるため、眠気覚ましや睡眠―覚醒リズムの調整に有効です。
つまり、光環境を実用的に利用することは、高齢者に限らず不眠症
患者への効果的かつ安全な治療手段であると言えるのです。

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