高効率家電機器の導入 2

自立循環型住宅解説シリーズ 23 「高効率家電機器の導入2」
今日は高効率家電機器の導入技術の後半をお贈りします。

(4)家電の設置場所および使い方に関する注意
①室温の影響を受ける家電
家電機器には、テレビやビデオのように室温の影響を受けない機器と、冷蔵庫や電気ポットのように大きく影響を受ける機器があります。室温の影響を受ける代表格は冷蔵庫です。2000年頃の標準タイプの冷蔵庫では、室温20度と30度における電気消費量の差は約2.5倍となっています。
昨今の省エネタイプの冷蔵庫では、約1.5倍抑えるよう改善されています。
通常カタログに掲載されている消費電力と実際の使用状況での消費電力が異なることがあるので注意が必要です。

②冷蔵庫の省エネ手法
・冷蔵庫の周囲の空気温度を低く保つこと。陽のあたる場所やコンロの
近くに設置するのは避けましょう
・換気により外気が入ってくる場所の近くに設置すると省エネ上有効です。
・扉の開閉頻度を少なくする必要があります。

③温水暖房便座の省エネ手法
便所の室温が低いと消費電力は大きくなります。住宅の断熱性能を上げ、
便所の室温を上げることが有効です。

④電気ポット
暖房便座同様、住宅の断熱性能を上げ、室温を上げることが有効です。設置場所についても、陽の当たる場所に置いたり、周囲の壁と隙間なく設置すると、当然消費電力量は上がります。

⑤MDコンポ等
MDコンポは、使用時ではなく未使用時の待機電力によって消費電力のほとんどが発生しています。2004年以降の製品のほとんどで待機電力の省エネルギ―化が進みましたが、2000年以前の製品の中には現在の100倍の待機電力を消費する製品もあるので注意が必要です。

(5)ランニングコストの試算
ランニングコストについて消費者自身が興味を持ち、簡単に検証できる
ようにすっることが、省エネルギーへの取り組み意識や行動につながっ
てきます。
①ランニングコストの算出方法
電力価格は契約種別によって価格差がありますが、標準的な電力価格である20円/kWhを用いても、十分検討できます。
年間ランニングコスト計算式
C=E×P(E:年間電力消費量、P:電力価格20円/kWh)
年間消費電力量はカタログ情報で簡単に取得できます。1時間当たりの消費電力に年間稼働時間を乗じればよいのです。

②買い換えによるコスト削減効果の考え方
一般家電の買い替えによるコスト削減効果は、イニシャルコストとランニングコストの累計で考えることになります。冷蔵庫を例に考えると、旧冷蔵庫の年間電力料が25000円、新冷蔵庫の年間電力料が5000円、冷蔵庫価格が10万円とすると、5年間でイニシャルコスト分を回収できることができます。

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