光熱費1/2のエコ住宅 26

光熱費1/2のエコ住宅(自立循環型住宅)シリーズ 26
「水と生ゴミの処理と効率的利用 3」
(5)手法2 雨水・排水再利用システム
雨水や雑排水を貯留タンクで貯水し、植栽への水やりトイレ洗浄水に利用するシステムです。

①システム紹介
このシステムは大きく分けて三つの方式があります。
方式1→雨樋からの雨水を貯留タンクで貯水し、植栽への水やりに使う。ポンプや浄化槽は設置しません。動力が不要で設置コストも安価です。

方式2→貯留タンクに揚水ポンプを組み込み、植栽への水やりとトイレの洗浄水に使用する。浄化槽は設置しません。雨水不足が頻繁に生じるので、補助的に上水を入れる必要があります。

方式3→貯留ポンプ、揚水ポンプ、雑排水を浄化槽で浄化させて貯留ポンプへ貯水します。植栽への水やりとトイレ洗浄水へ使用。用水の不足はほとんどありませんが設置費用が高額になります。

②雨水貯留タンクの節水効果
雨水貯留タンクの容量による再利用率を2004年に調査した報告によると、わずか100Lの貯留タンクでも再利用率は40%となります。トイレ洗浄水として使用する全水量の40%は再利用水だまかなえるということですね。200Lの貯留タンクでは50%の再利用率になります。

③雨水・排水再利用時の注意点
塩素などによる殺菌が必要です。子供が誤って飲んだり、飛まつが呼吸器に入らないよう注意も必要です。また必要に応じて水質チェックを行う必要があります。

(6)雨水浸透枡等の採用
①ポイント
雨水を敷地内に浸透させることで様々な利点があります。
・集中豪雨による下水道の負荷軽減。
・植物の育成による地盤の流出の防止、生態系の自然回帰といった
住環境の向上
・地下水の確保、地下水の塩水化の緩和、地盤沈下の防止
・夏季や中間期に涼風を得る等、住居環境の向上
初期コストはかかりますが、自治体によっては補助金を支給しているところもあります。ただし、地下水位の高い地域や寒冷地には適していません。

②目標浸透量
1時間当たり5mm程度の雨水を浸透させる能力を目標とすれば相当な効果が期待できます。具体的には、敷地面積の20%程度を植栽面積とし、駐車場を浸透性の路面とすることで目標を達成できるでしょう。前述した雨水貯留タンクを併用すればさらに効果が上がります。

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