光熱費1/2のエコ住宅 断熱仕様の設計 3

光熱費1/2のエコ住宅(自立循環型住宅) 44
「断熱仕様の設計 3」
■断熱設計はQ値計算とのバランスで決定する
断熱設計は家全体における熱の逃げやすさの指標である
Q値(熱損失係数)を確認しながら検討する。これが基本です。
Q値の定義
「建物の内部と外部の温度差を1度としたときに、建物内部から
外部に逃げる時間当たりの熱量を床面積で割った数値」
なぜQ値での確認が必要なのか?
各断熱材の断熱性能を示す熱貫流率や熱抵抗値はカタログを
見れば分かります。しかし同じ断熱材を使っても家全体の断熱
性能は家の形状で変るからです。
床・壁・天井(屋根)の各断熱仕様と開口部の断熱性能から家
全体のQ値を確認しながら検討することが大切です。
■外断熱か、充填断熱か
10年前、どちらの断熱がよいかという一大論争がありました。
最近は各工法への理解が進み落ち着いています。それぞれに
長所と短所があり、短所を補う方法も確立しています。
大切なのはそれぞれの弱点を理解し、それを頭に入れた上で
設計・施工を行う事なのです。
■具体的な断熱仕様
具体的な断熱仕様は、「次世代省エネ基準」の仕様規定で定め
られているバランスを基本とします。仕様規定は、日本全国寒暖
に応じた地域区分で分割し、各地域の必要断熱厚さを規定して
います。
この仕様規定では、壁よりも天井(屋根)の必要断熱厚さが厚く、
天井(屋根)には壁の倍近い厚みの断熱材が必要とされていま
す。天井(屋根)は夏の日射遮蔽が必要なことから厚くなっていす。
裏を返せば、断熱材以外で日射遮蔽していれば壁と同じ厚みでも
断熱性能は確保できるということです。屋根の上にウッドデッキや
太陽光発電パネルがあり日射遮蔽していれば壁と同厚でも十分
な断熱性能が確保できます。
今日はここまで
次回は具体的な断熱材別の厚みや施工費について解説します。

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1.建築家が考える光熱費ゼロ住宅
2.光熱費0(ゼロ)住宅
3.光熱費0住宅の試算値
4.光熱費0(ゼロ)住宅 ランニングコスト分析
5.光熱費0(ゼロ)住宅 イニシャルコスト検討
6.一般的な住宅で光熱費0を実現するには
7.光熱費0の省エネ住宅 一般の住宅分析
8.光熱費0の省エネ住宅 家庭の消費エネルギー比率

■光熱費1/2住宅のブログシリーズ目次リンク
0.自立循環型住宅への設計ガイドライン
1.自然風の利用
2.昼光利用
3.太陽光発電
4.日射熱利用 1
5.日射熱利用 2
6.太陽熱給湯
7.断熱外皮計画 1
8.断熱外皮計画 2
9.日射遮蔽手法 1
10.日射遮蔽手法 2
11.日射遮蔽手法 3
12.全熱交換型換気扇
13.換気設備計画 1
14.換気設備計画 2
15.給湯設備計画 1
16.給湯設備計画 2
17.照明設備計画 1
18.照明設備計画 2
19.照明設備計画 3
20.照明設備計画 4
21.照明器具配置の設計手法
22.高効率家電機器の導入1
24.水と生ゴミの処理と効率的利用 1
25.水と生ゴミの処理と効率的利用 2
26.水と生ゴミの処理と効率的利用 3
27.生ゴミ処理
28.電気やガスの1次エネルギー換算値
29.発電ロスと送電ロス
30.光熱費領収書からエネルギー消費量を求める方法
31.二酸化炭素排出量の換算係数
32.省エネルギー性や経済性の評価ツール
33.造形デザインと環境デザインを共に高める設計手法
34.省エネ、エコ住宅設計マニュアル
35.住宅の二酸化炭素排出量
36.熱エネルギーの単位
37.環境を測定する
38.設計フロー
39.開口部の設計
40.断熱仕様の設計1
41.開口部の施工費比較
42.経済性能比較
43.断熱仕様の設計 2
44.断熱仕様の設計 3

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