光熱費0住宅の試算値

光熱費0(ゼロ)住宅の予想ランニングコストをUPしました。このブログページだけを見ていただいている方もいらっしゃると思うので何度でも言います。光熱費を0にすることが目的ではありません。住宅プラン、造形デザイン、住環境を総合的に高めて気持ちいい住宅を作り上げることを目標とした設計プロセスの結果なのです。


ではランニングコスト試算表の中身を見ていきましょう。
■標準値
表左の標準値とは、次世代省エネ基準を満たす一般的住宅性能で、
今回設計したプランと同規模同形状の住宅のランニングコストです。
■設定条件
今回設計して試算した住宅の仕様は以下の通りです。
・天井断熱:高性能グラスウール t=155(熱抵抗値4.1)
・壁断熱材:高性能グラスウール t=90 (熱抵抗値2,4)
・床断熱材:高性能グラスウール t=80 (熱抵抗値2.2)
・開口部:アルミ樹脂複合サッシ
(南面:普通複層ガラス、南以外:低放射複層ガラス)
・換気回数:0.5回
・太陽光発電パネル:3.0Kw


■標準住宅と設計住宅との比較
ランニングコスト削減額合計は127744円、太陽光発電パネルによる発電量を金額に換算すると106208円。両者を合計した削減額が233952円です。
設計住宅の年間ランニングコストはー5239円です。各項目をみると、暖房費と給湯による削減額が大きいのが分かります。そして忘れてはいけないのが高効率家電の導入による削減額もかなり高いことです。


■建築家が考える光熱費0住宅
住宅プラン作成→住環境性能評価→プランや窓位置大きさの再検討
→住環境性能評価の再検討→断熱・窓仕様の再検討→プランの再検討
→住環境評価の最終検討→体にも精神的にも気持ちいい住宅の完成
このようなプロセスで住宅を作り上げていく手法はハウスメーカーにはできません。設計事務所だからこそできる設計手法といえるでしょう。

重ねて言いますが、光熱費を0にすることが目的ではありません。住人が我慢することなく光熱費を削減できる住宅は住環境性能が高く、体にも精神的にも快適な住宅になります。さらに地球にも優しい。そんな住宅を作ることが目的なのです。

熱費0(ゼロ)住宅の考察ブログ目次

コメント

  1. 光熱費0住宅の試算値

    光熱費0(ゼロ)住宅の予想ランニングコストをUPしました。

  2. 光熱費0(ゼロ)住宅

    建築家が考える光熱費0(ゼロ)住宅、徹夜して提案書を完成させました~

  3. 建築家が考える光熱費ゼロ住宅

    昨日のハウスココンペ提出に続き、もう一件住宅提案書を
    作成中です。藤沢の業者に提案する企画住宅プランで、
    「建築家が考える光熱費0(ゼロ)住宅」と題した提案です。

  4. 光熱費0(ゼロ)住宅 ランニングコスト分析

    藤沢の業者へ提案した光熱費0(ゼロ)住宅についてさらに分析をします。

  5. JIN~仁~ 感動の最終回

    毎週楽しみにしていたドラマ「JIN~仁~」が終わった。
    自分としては納得のいく終わり方でした。

  6. 光熱費0住宅というタイトルですが、光熱費を0にすることが目的ではあり
    ません。住人が我慢することなく光熱費を削減できる住宅は住環境性能
    が高く、体にも精神的にも快適な住宅になります。さらに地球にも優しい。
    そんな住宅を作ることが目的なのです。

  7. 一般的な住宅で光熱費0を実現するには

    光熱費0(ゼロ)の省エネ住宅 シリーズ6
    前回までは自然エネルギーを有効活用した住宅の検討を行いました。
    今日は、断熱性能は次世代省エネ基準ですが自然エネルギーの有効
    活用をあまり意識せずに設計した住宅の光熱費について考えます。

  8. 光熱費0の省エネ住宅 一般の住宅分析

    光熱費0(ゼロ)の省エネ住宅 7 一般住宅の分析
    今日は、断熱性能は次世代省エネ基準ですが自然エネルギーの有効
    活用をあまり意識せずに設計した住宅の光熱費0計画を分析します。

  9. 光熱費0の省エネ住宅 家庭の消費エネルギー比率

    光熱費0(ゼロ)の省エネ住宅シリーズ 8
    前回までのブログで、自然エネルギーを有効活用した家づくりを
    正しい知識で行わないと、光熱費0(ゼロ)は極めて困難だという
    ことが分かりました。

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