光熱費0の省エネ住宅 一般の住宅分析

 

光熱費0(ゼロ)の省エネ住宅 7 一般住宅の分析
今日は、断熱性能は次世代省エネ基準ですが自然エネルギーの有効活用をあまり意識せずに設計した住宅の光熱費0計画を分析します。
■最初に光熱費とイニシャルコストを試算した前提条件を示します。
・延床面積:82.5m2(25坪)
・断熱性能:次世代省エネ基準(熱損失係数Q値 2.2)
・冷暖房:部分間欠式ルームエアコン
・窓仕様:アルミ樹脂複合サッシ、普通複層ガラス、レースカーテン
・給湯機:エコキュート


■年間光熱費
試算では年間光熱費が134401円となりました。延べ床面積が25坪と小さめの住宅での試算ですので、面積が大きくなればその分光熱費が上がります。私はなるべくコンパクトな住宅を作る理念を持っているので小さめの家で試算したのです。4人家族なら24坪で豊かな生活が送れます。標準的住宅からの削減額です。冬の日射取得や通風をあまり考慮していない設計では冷暖房の削減はありません。エコキュートによる給湯費や高効率家電による削減だけですね。


■光熱費0(ゼロ)とするには
年間光熱費を0にするには、延べ床面積25坪で4kwの太陽光発電が必要となりました。延べ床面積30坪では4.8kwの太陽光発電パネルが必要になりそうです。太陽光発電パネルの設置費が高くなり光熱費
削減分では回収できません。4.8kwの太陽光発電パネルを設置する屋根面積は36m2程度です。住宅1軒の屋根面積は50m2程度、片流れに近い屋根形状にしないと設置できませんね。


■結論
前回のブログと今日の分析から、自然エネルギーを有効活用することを意識せず(意識しても感による設計)建設した住宅では、光熱費0は極めて難しい。実現できてもイニシャルコストとランニングコストを計算すると割が合わないということが分かりました。自然エネルギーを有効活用し、その効果を計算で確かめながら進める設計がいかに大事かが分かりましたね。


最後に毎回言っていますが、光熱費を0にすることが目的ではありません。住人が我慢することなく光熱費を削減できる住宅は住環境性能的にも快適な住宅になります。さらに地球にも優しい。そんな住宅を作ることが目的なのです。

光熱費0(ゼロ)住宅の考察ブログ目次

タイトルとURLをコピーしました