住まいは夏を旨とすべし?

吉田兼好の徒然草の一節に「家の作りやうは、夏をむねとすべし」とあります。日本人の心に浸透した名句となり、住まいは夏を旨とすべしと一般にも使われるようになりました。

夏と冬どちらを重視するか、2者選択を問われたら私は「冬を旨とすべし」と答えます。

そもそも人間は寒さと暑さどちらに強いと思いますか?人それぞれ好き嫌い、強い弱いはありますが、哺乳類という大きなカテゴリーで比較すると、人間は極めて暑さに強い動物です。30度を超える炎天下のなか42キロも走ることができるのは人間と馬くらい。優れた発汗機能による体温調整能力が高いのです。
逆に低温側は20度が限界です。体毛が少なく脂肪も薄い人間は寒さに極めて弱い動物です。

省エネ・エコの観点から考えてみましょう。住宅の消費エネルギー割合を分析すると、暖房に費やすエネルギーは23%、冷房に費やすエネルギーは僅か2%しかありません。断熱性能を高めた家づくりを優先したほうが省エネに貢献できることが分かりますね。

ブログランキング・にほんブログ村へ 

タイトルとURLをコピーしました