エコハウスの真実 8

エコハウスの真実 8 「設計事務所の省エネ住宅 4」
住環境、快適性は住宅の満足度の半分を決定づける大切な要素
だが、ほとんどの設計事務所は自分の設計している住宅の住環境
性能を曖昧にしている。住環境性能を具体的数値で説明しない
設計事務所は住人の快適性を本気で考えていないと言える。
前回、設計事務所の省エネ住宅の一つとして自立循環型住宅の
技術を紹介した。敷地ごとに光の入り方や風の通りを読み、自然
の力を最大限有効に活用できるプランを考える設計手法だ。
プランや仕様が決まっているハウスメーカーには出来ない取り組
みだ。太陽の光や風の通りを考えない設計者はいないが、自立
循環型住宅はその効果をより明確に説明できる設計手法である。
さて、今日お話したいのは、住宅の性能を定量的に数値で説明
することの大切さだ。構造強度を定量的に説明する設計者は多い
が住環境やランニングコスト、省エネルギー性能を定量的に説明
する設計事務所は極めて少ない。
ここではっきりと言っておきたい。住環境性能を具体的数値で説明
しない設計事務所は住人の快適性を本気で考えていない。自分が
設計している住宅に責任を持っていないと言える。
私自身住環境性能の大切さを感じて各種勉強会などに出席して
きたが、熱損失係数Q値なんて聞くと自分の住宅は熱損失係数
などでは測れないと思っていた。そして自立循環型住宅研究会で
の勉強会でそれが大きな間違いだったことに気付いた。
住環境性能を具体的数値で説明するのは性能の高さを示すため
ではなく、施主がこれから住む住宅に納得するための一つの要素
なのだ。
車のカタログで馬力や燃費を確認し、内外デザインにも納得して
購入するように、住宅も各種性能を確認しデザインも納得したうえ
で建設すべきだ。
インフォームド・チョイス
構造・温熱・エネルギー・空気室・耐久性・防火性を定量的に把握
提案し、住まい手が建物性能やコスト・デザイン・心地よさ等を納得
して選択できる住宅。これからの設計事務所が目指すべき設計スタイルだ。
今日はここまで。次回は一般工務店の省エネ住宅について解説する。

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