気密が必要な理由 4

エコハウスの真実 14 「気密が必要な理由 4」
今日は気密の最終回です。前回までの3回で気密の必要性や
気密をとらない場合どのよな空気質ななってしまうかを解説しま
した。
高気密、高断熱というような言葉でひとくくりに言われると、なん
だか息苦しく感じたり高性能だと感じたりすると思います。私は
建て主には「必要な気密性能と必要な断熱性能を確保しましょう」
と言っています。
快適で心地よく、健康的に暮らせる住環境を維持するために必要
な性能を確保しましょう、ということです。
ではどのくらいの気密性能があればよいのでしょうか?
気密は隙間相当面積cm2/m2 で評価します。隙間相当面積
は床面積1m2当たり何cm2の隙間があるかという意味です。
平成11年に定められた次世代省エネ基準では、北海道や青森
などの寒冷地は2cm2/m2、関東地方は5cm2/m2あれば
よいという基準になっています。
昔の日本の住宅は隙間だらけで、7cm/m2の隙間がありました
が、現在建てられている住宅は気密を意識せずに立ててた建売
住宅でも3cm2/m2まで気密化が高まっています。つまり現在
建てられている住宅のほとんどは次世代省エネ基準では気密住宅
となっているのです。
しかしながら、上記の数値では前回お話した冬の換気が出来ません。
関東地方ならば隙間相当面積 2cm2/m2の気密性能が必要です。
隙間相当面積は計算では確認できません。竣工後に機械で測定
しなければ知る事ができません。機械で測定するには費用も必要な
ので、気密工法と気密性能の関係である程度予想することは可能です。
これで気密に関するお話は一旦終了します。
エコハウスを名乗るからには、必要な断熱性能と気密性能を確保し、
空気室の維持に必要な風量を機械換気で確保するのが大原則です。
断熱と気密は、住人の快適性や心地よさに直結し、少ないエネルギー
で室温を調整できるのでランニングコストが下がり省エネにもなります。
つまり、地球にも住人にも優しい家に近づくのです。

タイトルとURLをコピーしました