エコハウスの真実 19 Q値から暖房費を算出する

エコハウスの真実シリーズ 19
今日は熱損失係数Q値から暖房費を算出してみましょう。
Q値とμ値の意味についてはシリーズ18で説明したのでご覧ください。
何度でも言います、熱損失係数Q値や日射取得係数μ値を計算で
確かめないということは、設計している住宅の住環境に責任を持たない
ということです。
エコ住宅、省エネ住宅うんぬん以前の話で、プランや造形・色彩・素材、
耐震性能や防火性能などと同様に住宅の住環境性能も確認すべきだと
僕は思います。
Q値・μ値の計算は慣れれば1軒2時間で算出できます。
住宅設計や施工に携わる方々にも是非取り組んでいただきたい。
と、前置きが長くなってしまいましたが、Q値から暖房費を求めてみましょう。
Q値は内外温度差が1℃の時の床面積1m2当たりの熱が逃げていく熱の速度です。
ですから内外温度差と延べ床面積を乗じれば家全体から逃げていく熱量が分かります。
比較的温暖な地域で次世代省エネ基準が示しているQ値は2.7W/m2Kですので
Q値=2.7W/m2Kの断熱性能としましょう。床面積120m2、内外温度差12℃の時
2.7×120×12=3888W→1秒間に3888Wの熱が逃げていく
では12月から3月の4カ月間全館暖房するとどうなるか。
3888×120日×24時間×3600秒=40311MJ
電気の熱量は3.6MJ/kWh、昼間の電気料金は23円/kWhですから、
先に算出した熱損失量を3.6で割り、23円を乗じれば暖房費がでてきます。
40311÷3.6×23=257543円
随分大きな金額ですね。家はこんなにかからないぞ!!
ここで算出した金額は電気ストーブや電気蓄熱式床暖房など、電気を単純に
熱に変換する暖房器を24時間付けっぱなしにした時の金額です。
エアコンを全館ではなく部屋ごとに稼働させ、最新のエアコンを設置したと仮定
するとどうなるか?
部分間欠暖房の場合は全館暖房を2.5で割り、最新エアコンは効率が良いので
3で割れば大よそ近い金額が出ます。
257543÷2.5÷3=34339円
とここで外出の時間になってしまったので続きは明日お贈りしますね。

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