熱損失係数 Q値から暖房費を計算する 2

エコハウスの真実シリーズ 20
Q値から暖房費を計算、昨日の続きです。
Q値=2.7W/m2K、床面積120m2、内外温度差12℃という設定では
12月から3月の4カ月間全館暖房で40311MJの熱損失があり、部分間欠暖房
(部屋ごとの暖房)をエアコンで行うと34339円と予想できました。
一月当たり8585円程度かかるということですね。
全館暖房費を補足します。昼間の電気代23円、深夜8円の場合、平均18円となる
ので、下表のように4カ月で20万強、1月5万円程度と計算できます。
40311÷3.6×18=201555円
(16時間×23円+8時間×8円)÷24時間=18円
全館暖房をエアコンで行った場合、201555円÷3=67185円ですね。
実際の住宅では電化製品や人が発生する内部発熱(生活熱)500W程度と
日射取得熱(窓1m2当たり100W程度)があるので、上で算出した額の×0.75
程度になるでしょう。
電機以外の熱源の場合はどうすればよいのでしょう?
大丈夫、単位量当たりの熱量が決まっているので、3.6MJ/kWhの所を下数字
と入れ替え、それぞれの単価を乗じればよいのです。
●単位量当たりのMJ
電気:3.6MJ/kWh、都市ガス:49.3MJ/m3、LPガス:118.2MJ/m3、
灯油:43.2MJ/L(電気以外の暖房効率を85%とした場合)
●参考単価
昼間電気:23円、深夜電気:8円、都市ガス:150円/m3、LPガス:570縁/m3、
灯油:95円/L
Q値が分かれば、外気温8度で室温を20度にしたい場合の暖房エネルギーも算出
できます。ここまでの計算は次世代省エネ基準の比較的温暖な地域の基準である
2.7W/m2Kで計算してきましたが、現在施行されている一般的住宅の4.0では
どうなるか?、2.0まで高めるとどうなるかという暖房費も計算できます。
Q値を知れば暖房費だけでなく上下温度差や暖房室と暖房していない部屋の温度差
など、室内の快適性能も分かります。快適性能についてもいつかお伝えしますね。
次回はμ値から冷房費を算出します。

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