エコハウスの真実 25 自宅の住環境分析1

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自立循環型住宅研究会 関東ゼミの事例発表用の資料を作成した。
住環境性能を計算で確認する大切さが良く分かるので数回に分けて
内容をお伝えすることとする。
第一回は熱損失係数Q値の分析
熱損失係数Q値は住宅の断熱性能を確認する大切な指標だ。
次世代省エネ基準では北海道から沖縄まで各地域を6地域に分けて
基準Q値を決めている
Ⅰ地域→1.6、Ⅱ地域→1.9、Ⅲ地域→2.4、Ⅳ地域→2.7、
Ⅴ地域→2.7、Ⅵ地域→3.7
関東地方の多くの基準Q値はⅣ地域の2.7だ。
Q値は床・壁・屋根(天井)・開口部の断熱性能と24時間換気による
熱損失を計算しないと算出できない。次世代省エネ基準では計算で
確認しなくても所定の断熱材や窓仕様で施工すれば省エネ基準を満
たしていると判断してよいという仕様規定も定めている。
ここで問題なのが仕様規定通りに施工して基準Q値を確保できている
かということだ。
そこで7年前に竣工した我が家のQ値について分析した。断熱仕様
は壁:高性能グラスウール100ミリ、屋根:高性能グラスウール200、
床:押出しポリスチレンホーム50ミリ、開口部は全て複層ガラスだ。
仕様規定では次世代省エネ基準を十分満たしている。
だが計算の結果Q値は3.95W/m2Kで、2.7を大きく下回った。
基準を満たせなかった原因は開口部の多さだ。我が家の南面と北面
はほぼ全面窓となっている。分析の結果、開口部の面積比は全体の
22.34%でありながら開口部から59.79%の熱が逃げていた。
普通の住宅は50%なのに対し60%なので開口部の大きさがQ値の
悪化させていることが分かる。
原因の二点目は天井高さだ、我が家の1階天井高さは2.2m、2階
天井高さは3.51mだ。Q値は総損失熱量を延べ床面積で割って
求めるから、同じ断熱仕様だと天井高さが上がるほどQ値は悪く。
天井高さが2.6mであると仮定するとQ値は3.50に改善する。
次回はQ値2.70と3.95では住環境的にどのような差があるのか?
について解説する。
■エコハウスの真実
1.住まいは夏を旨とすべし? 1
2.住まいは夏を旨とすべし? 2
3.ハウスメーカーの取り組み
4.ハウスメーカーの取り組み 追記
5.設計事務所の省エネ住宅1
6.設計事務所の省エネ住宅 2
7.設計事務所の省エネ住宅 3
8.設計事務所の省エネ住宅 4
9.工務店のエコハウス
10.空気は熱を運ばない
11.気密が必要な理由 1
12・気密が必要な理由 2
13.気密が必要な理由 3
14.気密が必要な理由 4
15.気密が必要な理由 補足
16.吹抜けに適した冷暖房機
17.冷暖房費を知るには
18.Q値とμ値って何?
19.Q値から暖房費を算出する 1
20.Q値から暖房費を算出する 2
21.μ値から冷房費を算出する
22.大開口の注意点
23.通風の効果
24.自立循環関東ゼミ 発表資料作成
25.自宅のQ値分析
■ブログ目次■
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陽だまりと木陰で暮らす、地球と住人にやさしい家づくり
光熱費1/2のエコ住宅シリーズ
健康維持増進住宅シリーズ
土地・建物の税金ガイドシリーズ
敷地検討時の耳より情報シリーズ
断熱・気密など住環境関係情報
新アトリエ建設プロセス
住宅建設コスト解説
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