エコハウスの真実 29 自宅のエネルギー性能

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エコハウスの寝室 29 自宅のエネルギー性能
先ごろ行なった自立循環型住宅研究科 関東ゼミの発表会
の内容をお伝えしてきた。Q値の分析、μ値の分析までは既
にお伝えした。
今日は算出したQ値とμ値から算出したエネルギー性能に
ついて分析する。
添付写真が7年前に建設した我が家の計算で算出したエネルギー
性能だ。エネルギー性能とは家庭で消費する電気・ガス・灯油
などのエネルギー量をJ(ジュール)というエネルギー単位で示し
たもの。
Jは小さな単位なので計算結果はGJ(ギガ・ジュール)で示して
いる。K(キロ)→M(メガ)→G(ギガ)と1000倍になるのでGJ
はJの1億倍の値だ。
表中の標準値は次世代省エネ基準を満たし2008年度時点
の設備機器を導入した住宅の同じ床面積の場合の予想値だ。
さて、我が家で突出しているのは暖房費と給湯費であることが
一目瞭然でわかる。暖房は深夜電力の電熱ヒーターを使った
土壌蓄熱床暖房を主暖房としている。給湯は深夜電力の電熱
ヒーター式給湯器だ。
①暖房エネルギーの分析
 床暖房だけで暮らしたと仮定した場合の我が家の暖房消費
 エネルギー量は49.69GJとなった。標準地の実に300%
 UPという膨大なエネルギー量だ。電気を直接熱に変換する
 ヒーターは省エネ的には最もよくない。悪しき設備的な問題
 が大きい。
 次に問題なのはQ値だ。次世代省エネ基準の断熱仕様を満
 たしQ値2.7にしたかったものが実際計算すると3.95となって
 いた。仮に我が家のQ値が2.7だとしてエネルギー性能を
 算出すると。暖房エネルギーは33.05GJとなった。
 電気を直接熱に変換する設備は省エネ的には最悪な事。
 Q値は暖房消費エネルギー量に直結することが具体的数値
 で理解することができた。
②給湯エネルギーの分析
 標準地の268%UP、これも膨大なUP率だ。
 床暖房と同じで、我が家の給湯は電気を直接熱に変換する
 給湯器だ。これが良くない。ここでも仮の話だがヒートポンプ
 式給湯器(エコキュート)の場合を計算してみよう。
 電気ヒーター式→59.62GJ
 エコキュート  →15.23GJ
 ヒートポンプはこれだけエネルギー効率が良いのだ!!
 
次回はランニングコストの分析をお届けする。
自立循環型住宅研究会は計算で得た数値と実際に計測した
温湿度やランニングコストを分析している。この作業がとても重要。
計算と実際の違いを分析し、計算精度を高めていける。
実際の温湿度を身をもって体験して住環境を伝えることができる。
■エコハウスの真実
1.住まいは夏を旨とすべし? 1
2.住まいは夏を旨とすべし? 2
3.ハウスメーカーの取り組み
4.ハウスメーカーの取り組み 追記
5.設計事務所の省エネ住宅1
6.設計事務所の省エネ住宅 2
7.設計事務所の省エネ住宅 3
8.設計事務所の省エネ住宅 4
9.工務店のエコハウス
10.空気は熱を運ばない
11.気密が必要な理由 1
12・気密が必要な理由 2
13.気密が必要な理由 3
14.気密が必要な理由 4
15.気密が必要な理由 補足
16.吹抜けに適した冷暖房機
17.冷暖房費を知るには
18.Q値とμ値って何?
19.Q値から暖房費を算出する 1
20.Q値から暖房費を算出する 2
21.μ値から冷房費を算出する
22.大開口の注意点
23.通風の効果
24.自立循環関東ゼミ 発表資料作成
25.自宅のQ値分析
26.Q値と温熱環境の関係
27.自宅のμ値分析
28.自宅のμ値と冷房費の関係
29.自宅のエネルギー性能
■ブログ目次■
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敷地検討時の耳より情報シリーズ
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