この夏、自宅の温度実測結果

エコハウスの真実シリーズ36 自宅の温度実測結果(夏)
7年前に建設した自宅の温湿度調査を進めてきた。
まず最初に熱損失係数Q値と夏季日射取得係数μ値を求めた。
Q値:3.95 W/m2k
μ値:0.112
関東地方のほとんどが属するⅣ地域の基準ではQ値2.7、μ値0.07
のところ、Q値は1.46倍、μ値が1.6倍という性能の悪さであることが
分かった。
次に上記のQ値、μ値から消費エネルギーや光熱費を算出し、実際の
消費エネルギーや光熱費との比較検討を行なった。
この夏の自宅住環境調査の最後として、実際に測定した温湿度を分析
することとする。今日は温度の実測データー分析。
我が家には温湿度データーロガーという機器を2台設置している。
温湿度を10分間隔で測定しデーターを蓄積する機械だ。このデーター
から8月14日と15日二日間のデーターをグラフ化した。外気温は気象庁
横浜観測所のデーターを入力している。

画像

データーロガーは1階寝室と2階リビング、太陽光が直接当たらない場所
に設置している。赤棒が1階寝室、緑棒が2階リビング、青点線が外気だ。
温度がガクンと下がっているのはエアコンを稼働させて温度を下げて
いる時間、逆にエアコンを停止すると温度が急上昇しているのがわかる。
14日18時ころは外出していてエアコンを稼働させていない時間帯だ。
エアコン無しで外気温との温度差が1階は2度、2階は5度で安定している。
夜は毎日無冷房で寝ている。15日早朝4時ころの外気温との温度差
は1階・2階とも3度くらいで安定している。
温度グラフから1階の温度30度弱くらいで安定して暮らしやすいことが
実測で確認できた。窓面が多く屋根からの輻射熱もある2階は外部から
の影響を受けやすく温度差が激しいことも確認できた。
異常がQ値3.96、μ地0.112という我が家の温度実態だ。夏と同じ
ように冬も1階は温度差が小さく快適だ。
計算による住環境予測と実際の温湿度実測により、快適でデザイン性に
優れた住宅の設計に日々精進している。
カッコイイだけ、フランが素敵だけでは本物の住宅とは言えない。人間が
住む器である住宅は快適な住環境も必要だ。住環境性能は断熱材仕様
や窓断熱仕様だけでなくフランとも密接に関わっている。
フラン・造形・住環境性能、この3者を総合的に考えて高めていくことで
本物の住宅に近づくと信じている。
■エコハウスの真実
1.住まいは夏を旨とすべし? 1
2.住まいは夏を旨とすべし? 2
3.ハウスメーカーの取り組み
4.ハウスメーカーの取り組み 追記
5.設計事務所の省エネ住宅1
6.設計事務所の省エネ住宅 2
7.設計事務所の省エネ住宅 3
8.設計事務所の省エネ住宅 4
9.工務店のエコハウス
10.空気は熱を運ばない
11.気密が必要な理由 1
12・気密が必要な理由 2
13.気密が必要な理由 3
14.気密が必要な理由 4
15.気密が必要な理由 補足
16.吹抜けに適した冷暖房機
17.冷暖房費を知るには
18.Q値とμ値って何?
19.Q値から暖房費を算出する 1
20.Q値から暖房費を算出する 2
21.μ値から冷房費を算出する
22.大開口の注意点
23.通風の効果
24.自立循環関東ゼミ 発表資料作成
25.自宅のQ値分析
26.Q値と温熱環境の関係
27.自宅のμ値分析
28.自宅のμ値と冷房費の関係
29.自宅のエネルギー性能
30.自宅の光熱費分析1
31.自宅の光熱費分析2
32.自宅の光熱費分析3
33.自宅の省エネ改修計画
34.自宅を次世代省エネ基準とするには
35.Q値と暖房システムの関係
36.この夏、自宅の温度実測結果
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光熱費1/2のエコ住宅シリーズ
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土地・建物の税金ガイドシリーズ
敷地検討時の耳より情報シリーズ
断熱・気密など住環境関係情報
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