エコハウスの真実 本物のエコハウスを目指して!!

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写真は以前のブログにも掲載したLCCM住宅の研究塔の概略図だ。LCCMとは建設時・居住時・解体撤去時に発生するCO2量よりも太陽光発電などの創エネから生まれるCO2削減量の方が多い住宅である。LCCMはライフサイクルカーボンマイナスの略だ。
省エネ住宅は居住時の消費エネルギーを削減する住宅。ゼロエネ住宅は居住時の消費エネルギーよりも創エネで獲得するエネルギー量が多い、つまり居住時のCO2発生量を±0にできる住宅。LCCM住宅はさらにその先の住宅だ。
省エネ住宅→ゼロエネ住宅→LCCM住宅、確かに消費エネルギー(CO2発生量)は削減されていく。
ここで決して忘れてはいけないのは、住宅の目的だ。住宅は住人の幸せのためにあるのであって、CO2削減装置ではない。写真のような住宅の住環境は住人にとって心地よいものだろうか?南面の大開口はコストが高くコールドドラフトで住環境の悪化につながる。明るすぎる室内は視環境を悪化させる。南面に大開口を設けて住宅全体の断熱性能を確保しようとすると他の方角面の窓は極端に小さくなる。
吹抜け、南面の大開口、トップライトなど、エコハウスの様式として扱われ、これら様式を使っていればエコハウスですなどという嘘がまかり通っているが、実際は住環境を悪化させエネルギーを無駄にする空間を生み出しかねない。
エコハウスは何のため?誰のために作るのか?
エコハウスと室内環境はセットで論じ、日本の風土や気候に合った本物のエコハウスを作り上げていく必要がある。エコハウスの建築技術はまだまだ発展途上なのだ。
地球と住人に優しい家づくり、「住環境性能+Design住宅」を目指して         森建築設計 森健一郎

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