今日は賃貸住宅情報をひとつ紹介します。
賃貸住宅の供給過剰による空室率上昇と高齢者世帯数の増加という問題を受け、政府は今年度から民間賃貸住宅の空き室の高齢化仕様への改修を支援することとした。高齢者世帯の入居を受け入れることなどを条件に、手摺りやバリアフリー化、耐震化といった改修工事費の1/3を補助することとした。
総務省の調査によると、公営と民間を合わせた全国の賃貸住宅は2200万戸(2008年時点)、このうち空室数は410万戸と10年間で100万戸近く増えたそうだ。空室率は実に18%という高い数字だ。
人口と世帯数が減少していくなか、すでに空室が18%ある状況でどのように賃貸経営していくのかを熟慮していく必要があると思う。注目すべきは世帯数は減少していくが単身者世帯数が増加傾向にあることだ。これは夫婦や単身の世帯が増加することからくる。今日お伝えした補助制度は高齢者世帯が増加するにもかかわらず高齢者が住みやすい賃貸住宅が少ないという問題を是正していくことが目的と考えられる。
賃貸住宅は他のと差別化で長期的な競争力を持たせる戦略が必要だ。現在、私が東京世田谷で計画中の賃貸住宅はシェアハウスで計画中だ。単なるシェアハウスではなく、日本でも発ではないかと考えられるシェアハウスではないかと思う。
敷地の複雑な問題があり行政との協議中で実現できるか不透明だが実現すれば超人気のシェアハウスになるだろう。
住環境性能+Design住宅 森建築設計
賃貸住宅のバリアフリー化工事に補助金

コメント