昨日、第6回 健康維持増進住宅研究シンポジウムへ行ってきました。
健康維持増進住宅は入浴前後の脳疾病や階段事故、シックハウスなど住宅が原因で病気や事故が起こることが問題となり、さらにこれからの住宅は健康という視点で考える必要があるということから健康維持だけでなく健康増進もできる住宅について研究しようということで政府の補助金を得て始まった5年計画の研究です。
入浴前後に脳溢血や脳梗塞、心臓発作などで死亡している人数はどのくらいいると思いますか?
比較対象として交通事故死亡者を挙げましょう。交通事故死亡者数は日本全国で一年間に約8000人です。これに対して住宅内の入浴前後の死亡者数は、なんと12000人程度と推定されているのです。階段事故や段差で転ぶ事故など、住宅はまさに凶器といえるのです。
建築基準法 第一条には建築士の職責は「住人の生命と財産を守ること」と記されています。住宅の専門家として住人の健康を維持し増進できる住宅を作っていきたいとの思いから過去のシンポジウムにも出席してきました。昨日のシンポジウムでは、過去のシンポジウム以上の研究報告を聞く事が出来ました。内容盛りだくさんなので、は3回くらいに分けてこのブログでお伝えしていきます。
健康維持増進住宅の過去の研究成果についてはウエブリブログで28回お伝えしてきました。
詳しくはこちらをご覧ください。
住環境性能+Design住宅 森建築設計
健康維持増進住宅 29

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