大きな船底天井のある家は天井下地が完了しました。
昨日の監理では電気配線の確認や各部寸法の確認、木部納まりの打合せを行いました。
とここで大きな問題が発生。和室天井下地高さが設計寸法よりも11cm高くなってしまっているのです。せっかく工事してもらったものなので現状のまま押入れ寸法を調整してなんとかならないかと試行錯誤しましたが、窓サッシが既に施工されていることから寸法調整では空間の整合性が取れません。最終的には下地を作りなおしてもらうよう指示しました。
和室天井は設計時点で既存天井よりもわざわざ10cm下げたものです。リビングから和室側を見た時のリビングのダイナミックさをだす事。サッシや引き戸高さを1800ミリで設定した和室の落ち着きを確保しする事。以上の理由から天井高さを決めていました。
現場監理では職人さんの努力を無駄にしないよう施工中の設計変更もしていきますが、空間の質に大きく影響する場合は工事をやり直してもらうことも必要です。写真は設計時に作成した室内パースです。後悔する仕事はしなくない、全ては施主の利益につながると信じています。
住環境性能+Design住宅 森建築設計
大きな船底天井のある家 天井下地ほぼ完了

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