昨日は凹窓ハウスの仕上げ材打合せを行いました。実施図面の作成を初めて2週間という段階ですが、補修となっている外壁仕上げやキッチン仕様などの打合せを行いました。
平面や断面もそうですが、仕上げ材やキッチン仕様も費用対効果を考えながら選定しなければいけません。全体総予算のなかで建築費はどのくらいで、建築費のなかで各仕上げや設備仕様がどのくらいのコスト割合になるのか、コストバランスも考えながらイメージに近い仕様を選定していく必要が有ります。
そこで、外壁仕上げ別のイニシャルコストとランニングコスト比較表を作成したのでUPします。これは一般の方にとっても有益な情報でしょう。コスト試算の条件を下記に示します。
・延べ床面積は27坪
・中上級品の窯業サイディングを基準として、他の仕様に変更した場合の増減金額を示しています
・ガルバリウム鋼板張りは屋根に使うガルバを壁に張り、空気層を作って耐水合板と防水紙を下張した額
・左官吹付け仕上げは空気層を設ける仕様です空気層を設けない場合は中上級サイディングと同額です
・木板張りはウエスタンレッドシダー張りキシラデコール2回塗りで試算しました
・メンテ(再塗装)金額は足場費や窓周り養生費を含んでいます。
・メンテ周期は仕上げ材を長持ちさせる為に必要な一般的周期で、表面劣化の状況によって年数が変ります
・木板の再塗装は最低7年ごとの再塗装が必要と考えておいたほうがよいです
また昨日の打合せでは、アルミサッシ普通ペアガラス窓とアルミ樹脂サッシLow-Eペアガラスと窓仕様を変えた場合の住宅全体の熱損失係数Q値と夏季日射取得係数μ値の比較表も提示。それぞれの年間冷暖房費とイニシャルコストの違いを明示して、窓仕様と空調仕様を決定しました。
面倒な作業ですが、ひとつひとつ納得しながら決定していくうえで必要な作業、打合せだと思っています。
住環境性能+Design住宅 森建築設計
凹窓ハウス 外壁仕様別コスト比較表

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