Q値・μ値で広がるデザインの幅

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ゴールデンウィーク中ではありますが、昨日は執筆中の温熱環境(Q値・μ値)解説を作成しました。
ハウスメーカーや一部の工務店では積極的に温熱環境の確認を行っていますが、設計事務所は消極的な事務所が多いです。なぜだろう?温熱環境の計算による確認は労力が大きく、自身のデザインの幅を狭めるものと感じているからです。実際に取り組んでみると、計算は3時間で終わるし、デザインの幅も逆に広がる事に気付きます。
今回、建築知識の温熱環境解説の執筆にあたり、温熱環境に大きな影響を与える開口部について検証を行った。その結果、Q値・μ値とも地域区分Ⅳ地域では開口部面積が延べ床面積の35%を超える住宅では性能規定を満たさない可能性があることが良く分かりました。このことから、普通の住宅では仕様規定でも快適な温熱環境となり、問題は大開口をつくるような建築家住宅であることが良く分かりました。
Q値とμ値の確認は高断熱住宅を目指すためのものではありません。住空間の温熱環境を具体的に把握し、目標とする住人の快適性と健康安定性を確保するために必要なものです。設定した温熱性能を確保しながら施工費をコントロールすることも可能になるし、暖房費と冷房費を具体的に算出する第一歩でもあります。
耐震性能は計算で確認するのに、温熱性能は計算で確認しないということは住空間の温熱環境には責任を持たないということと同じだ。という気持ちで取り組んでほしいですね。
住環境性能+Design住宅 森建築設計

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