一昨日は世田谷代田計画の打合せを行いました。敷地の問題と銀行ローンがクリアになり、具体的な計画概要について協議させてもらいました。
この計画は築45年の木造2階建てアパートを維持管理のために大規模リフォームするというものです。第一の目的は将来に渡り競争力を維持できる賃貸アパートにすること、第二は耐震補強です。
建て主様のご希望は1住戸面積を現在の1.3倍くらいに広げてゆとりあるワンルームにしたいとのことでした。このご希望に対し私の提案した計画は1住戸の面積は現在のままで改修すべきだとお話させていただきました。面積を大きくしても大きさに見合った賃料設定ができそうもないことが大きな理由です。現在の面積のままでも十分に魅力的な賃貸住宅に改修できるとの自信もありご提案させてもらいました。
「古くて新しい、記憶がつなぐ集住ハウス」
私が掲げたコンセプトのもと、1住戸当たりの面積はそのままで、柱と梁の位置も変更することなく計画することで納得いただきました。昭和初期のアパートの雰囲気を残しながら新たなエッセンスを取り入れた賃貸住宅にするつもりです。
住環境性能+Design住宅 森建築設計
築45年の木造アパート リファイン計画5

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