築100年の古民家再生計画 耐震診断!!

築100年の古民家再生
11月21日詳細現地調査の情報を基に耐震診断を行いました。結果は予想通り「倒壊の可能性が高い」というものです。写真は大地震時の被害想定を動画で示した最終画面(倒壊後)です。
この住宅が建設されたのは100年前(建て主も正確な年数は不明)です。その後、広縁が増築され、約40年前には2階建ての居室部分を付け足す形で増築しています。100年前に建設された部分は「玉石基礎」で足固めもありません。柱梁の構造材は太いものではありませんが、小屋裏の梁架構は現在隠蔽されていますが、現わしとして活かしていきたい美しさがあります。
耐震診断は耐震診断ソフトで行っています。ソフトで便利なのは耐震補強後の構造強度をリアルタイムで確認できることです。筋交いや壁合板を入れたら耐震性能がどのくらい上がるのかを耐力壁1枚ごとに確認できます。また屋根瓦を金属板に交換したらどのくらい耐力が上がるのかも瞬時に確認できます。必要耐力を確保するための補強を検討しながら耐震補強コストも想定することができるのです。

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