パッシブデザインと設備機器仕様の省エネ比較

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パッシブハウスジャパンの松尾理事と夏見アドバイザーが日経ホームビルダーに寄稿した記事がケンプラッツ記事としてUPされていたので紹介する。表は基準建物をデザイン的な変更と設備的な変更を行った場合の年間一次エネルギー消費量の変化を試算したものだ。数値上段の単位はkWh/m2年、数値下段の単位はGJ/棟年となっている。基準プランの仕様は下記の通り。
【基準プランの仕様】▼所在地:東京都中央区日本橋 ▼床面積:120.07m2 ▼有効床面積:107.17m2▼近似Q値:2.10▼南日射取得率:0.79 ▼C値:1.0 ▼断熱:天井は高性能グラスウール16Kが180mm、壁は同100mm、基礎断熱は押出成形ポリスチレンフォーム3種が50mm ▼開口部:樹脂サッシ、複層ガラス▼冷暖房:エアコン(COP暖房4.34、冷房3.54) ▼給湯器:エコキュート ▼水栓:節湯機能あり ▼換気:第3種 ▼創エネ設備:太陽光発電4kW ▼照明:蛍光灯 ▼家電消費量:自立循環型住宅への設計ガイドラインに準ずる ▼調理台:IH調理機器
数値試算は私も所有して使っている「建物燃費ナビ」というソフトで行っているので冷暖房消費量は全館冷暖房で計算されている。部屋ごとの部分間欠冷暖房の場合は冷暖房消費がおよそ半分となるだろう。この点を注意して表を見てほしい。
設備的な施策は将来メンテナンスや買い替え更新などで新たな資金が必要となる。建物方位や窓仕様、庇の有無や断熱気密性能は将来更新の必要はほぼ無い。追加費用負担なしで永続するのだ。初期投資費も含めて総合的に仕様を決めていく必要があるだろう。
日経ケンプラッツの元記事のアドレス
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20121224/596989/?P=1
住環境性能+Design住宅 森建築設計

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