ルーフライトハウス、12月26日の現場監理写真です。屋根の形状が見えて来ました。複雑な屋根形状なので普通の切妻屋根に比べると3倍くらいは手間がかかっていますが、「ルーフライトハウス」と命名した所以が見えてきたのです。
切妻型の小さな屋根が3段連続していて、その一つ一つの立上り壁に台形状の高窓を設置して内部に光りを落とすことになります。熱取得と熱損失を計算して決定した大きさの台形窓が連なり内部が均一な明るさとなるでしょう。崖地である計画地で平屋建ての住宅を作り、十分な明るさと自然光りによる暖気を得ようと考えた結果です。
写真屋根の銀色シートは太陽光を遮熱して屋根下の温度を下げる「遮熱シート」です。シートの上に通気垂木を設置してその上に野地板を張り、防水ルーフィング張りガルバリウム鋼板葺きという工程で屋根が完成します。ちなみに遮熱シートの上には空気層を設けないと意味がありません。密着すると遮熱した熱が熱伝動で下に伝わってしまうからです。屋根結露を防ぐという意味でも空気層が必要です。
先日、「凹窓ハウス」をお引き渡しし、「町田のナチュラルハウス」と「記憶が繋ぐ集住ハウス(築45年の木造アパートリノベーション)」も昨日で本年の現場作業は終了、来年は7日からの作業開始となります。
住環境性能+Design住宅 森建築設計
ルーフライトハウス 屋根形状完成

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