寒いですね~無暖房状態の今朝の事務所温度を測定しました。
室温6度、壁・天井表面温度7度、床表面温度8度、南側・北側窓ガラス温度4度でした。
写真は木材の含水率を測定する測定器です。我が家の柱は12.5%でした。
乾燥材の仕上げ含水率は、使用場所の平衡含水率に仕上げておくことが理想です。
木は生き物ですから、空気中の湿気を吸ったり吐いたりして含水率が変ります、それにともない伸びたり縮んだりしています。例えば幅100ミリの床板は含水率15%から8%へ変化すると、2mm縮むのです。
この伸び縮みが建物に悪さをして、仕上げ材が浮いてきたり、隙間が空いて仕口が緩んだりするのですね。
以上の理由から、木は使用する場所の空気中の平均湿度に近づけるのが理想ということになります。
東京近郊の木造住宅はどのくらいの含水率にすればよいのでしょう。各部位の年間含水率の変化と、建築時の理想的な木材含水率を示します。
床下15%~20% →18%
床仕上げ12%~14%→13%
小屋組み11%~13%→12%
内装材8%~12% →10%
上記の含水率の木で施工すれば、竣工後に最も収縮が小さいということがわかります。
住環境性能+Design住宅 森建築設計
木材の含水率

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