昨日は「うちエコ診断シンポジウム」と「住環境デザインアワードシンポジウム」の二つのシンポジウムに参加してきました。今日は「うちエコ診断」についてお伝えします。
うちエコ診断は人それぞれのライフスタイルや家族構成の「違い」に着目し、その家庭に合った最も削減効果の高い行動をとってもらうという発想から生まれた取り組みで、環境省のもとで全国で実施されています。
2020年400万世帯で診断実施を目標。専用ソフトを用いてCO2を見える化し、温暖化対策を具体的にアドバイスします。具体的アドバイスはソフト対策、ハード対策、創エネ設備導入の3項目から各家庭で実施可能な項目を選び出して削減可能なCO2量まで提示します。ソフト対策とは例えばシャワー時間を1人1分短縮するというような設備改修無しでできる対策を意味します。
と、ここまではシンポジウムでの内容をそのままお伝えしたもので、ここからは私の感想です。この「うちエコ診断」とても良い取り組みだと感じました。既存住宅のCO2削減にスポットを当て、設備改修無しでもできる対策なども紹介し削減効果を見え化かしています。診断ソフトは簡単で使いやすく、一般の方でも理解し易いようにビジュアル工夫されていました。診断を受けたら乗用車から発するCO2量が以外に多いということを認識してなるべく公共交通機関や自転車を利用しようという気持ちが湧いてきます。概略数値しか分からないのですが短時間で簡単に現状把握するのだからしかたない事です。見える化する事が大きいのです。
「うちエコ診断」はウェブ版診断ソフトが公開されており誰でもご自身の家庭のCO2発生量や対策とその結果を診断できるようになっています。5分もあれば診断できるので一度お試しを!!
http://www.uchi-eco.com/index.php?mode=uchieco
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