
昨日は「第2回 野池学校」へ出席しました。
講義内容は、①暖冷房設備の能力計算、②結露計算、です。
暖冷房設備、一般的にはエアコンの能力はどのように決定すればいいのか?
量販店などに行くと何畳用エアコンなどと表示されているので、その大きさを目安に機種決定される方が多いですよね。実はあの表示通りの機種ではオーバースペックになってしまうことが多いです。昨日の講義では部分間欠冷暖房する場合の能力算定を学びました。たとえばリビングダイニングを冷暖房する場合、外部に逃げる熱量や、隣や上階の部屋は何度になっていて隣室に逃げる熱量はどのくらいかということを想定してエアコン能力を決定します。
全館冷暖房なら能力決定はとても楽なのですが、部分間欠冷暖房の能力算定はどのノウハウ本を見ても載っていないこのなのでとても参考になりました。
結露判定では構造体の腐食という事故につながる壁・屋根内結露判定について学びました。単純にソフトで判定するのではなく、結露の原理と温度変化の原理を知ることができたので、いままでのモヤモヤが払拭され今後の実務に役立てることができます。
Q値やU値もそうですが、ソフトで算出するだけでは温熱環境の本質を理解することはできません。その点でこの野池学校や自立循環型住宅研究会から多くを学び感じることができます。
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