健康住宅 7 壁内結露・番外編

昨日のブログで住宅の気密化の意味をお伝えしました。日経ケンプラッツで壁内結露を招くリスクのある施工方法についての記事があったので、今日は番外編として壁内結露を防ぐ注意点をお伝えします。
高断熱住宅で内部結露を防ぐ原則は、断熱層、防湿層、気密層をそれぞれ隙間なく連続させることだ。断熱材が部分的に薄かったり入っていなかったりすると、冬季にその部分が冷える。基礎の外周部や窓まわり、配管の貫通部などに気密漏れがあると、外から冷気が入り込んで壁内が冷える。そうした箇所に室内側の隙間から入った高湿な水蒸気が触れると、水蒸気として存在できなくなり結露に至る。
壁内や床下、小屋裏などの普段見えない場所で、結露が発生するリスクを抱えた施工不良の例を列記する。
・袋入り断熱材の防湿シートの不連続
・配管まわりの断熱欠損
・間仕切り壁の後張りシートに切れ目
・壁用の断熱材を床に使う
・下地板なしで気密テープを張る
・断熱材が配管作業で傾く
・LANケーブルで断熱材が入らない
・基礎と土台の間が断熱欠損
・高湿度の床下が冷える
・細部の断熱を忘れる
・ぬれた構造材を密閉
・通気パッキンと気密パッキンを間違える
・気流止めがない
・断熱材の厚さ不足
・発泡ウレタンが水浸し
・セルローズファイバーの充填不足
設計監理者、施工者の方々もドキッとする項目が多いのではないだろうか。写真と解説付きの記事は以下の元記事を参照されたい。
元記事:日経ケンプラッツ
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20130705/622733/

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