住宅の住人の健康について考える「健康住宅」シリーズ、今日は採光についてお話します。
建築基準法では、住宅の居室には床面積の1/7以上の開口部を設ける事と規定されています。これは日常生活を送る上で必要な最低の基準として国が定めているものです。採光と住人の健康について考えるとき、単純な部屋の明るさだけでなく、明るくなる時間についても考慮しなくてはいけません。
電灯の無い時代の人は太陽と共に起きて太陽だ沈んだら寝ていましたよね。現代でこのような生活はできませんが、健康維持という観点から朝日で目を覚ますという事は重要です。人間には体内時計があり、体内時計は朝日でリセットされるよう遺伝子に組み込まれています。体内時計が狂うと、怒りっぽくなったり最悪ノイローゼになるということが分かっています。精神的バランスを崩すと免疫力が低下して病気にかかりやすくなるということにもつながります。私は寝室とダイニングには朝日が入る様なプラニングをいつも心がけています。
健康住宅 8 採光

コメント