昨日は東京都港区で賃貸併用住宅を計画中の方からの相談打合せを行いました。賃貸住宅はかっこいい物を作れば人気物件になるものではありません。初期投資費と収支計画のバランスをとりながら独自の特色で長期的な競争力を確保する計画立案が必要です。賃貸住宅を計画中の方々、経験豊富な感共ラボの森へご相談くださいませ。
さて今日は健康住宅シリーズ 9 「壁内結露」についてお話しします。
壁内結露は住宅の構造体を腐食させ、カビの発生にもつながるので特に注意が必要です。壁内結露のメカニズムがずいぶん前に解明されており、壁内結露計算式で結露するかどうかの確認は必須です。
屋内で発生した湿気は壁の中に入れない、もし入ってしまった湿気は速やかに外に排出する必要があります。具体的には外壁側に構造用合板を張ると危険で、構造用合板を使う場合は室内側の防湿層を確実に連続させて湿気を壁に入れないようにしなければいけません。もし予算が許せば(構造用合板より10万円程のUP)ダイライトやモイスなどの透湿抵抗の低い防火構造板を使用すれば安心です。壁内結露を嫌がり外側に板を張らなければ壁内結露は起きませんが必要な気密性能が確保できず適正な断熱性能の確保と計画換気ができなくなる可能性が高いです。
また結露しない窓を使用することも重要です。施工不備があると窓枠の結露が壁内に入り雨漏りしたんじゃないかというくらいビショビショになってしまうこともあるのです。。
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