健康住宅 10 ダニ・カビ対策

健康に暮らせる住宅についてお伝えしている健康住宅シリーズ、今日はダニ・カビ対策についてお話しします。
ダニとカビ、嫌ですよね。考えただけでも体の調子が悪くなる方もおられるのではないでしょうか。実際、ダニとカビは気管支炎や喘息などの原因になると言われています。高温多湿な日本に住んでいるのですから0(ゼロ)とはいかないまでも極力避けたいものです。
ダニとカビはセットで考える必要があります。カビをエサにしてダニが繁殖するからです。カビの繁殖を抑えるには湿度40%~60%に調湿する必要があります。湿度70%以上の状況で急激に増殖するのですが、最新の研究では湿度70%以上の状況を半分に留める事が重要です。
また結露が発生しない樹脂サッシや木製サッシを使用することも重要です。ガラス部はLow-Eペアを使えば結露しませんが窓枠部に結露が発生するからです。外側アルミ・内側樹脂という複合サッシも外気が伝わり外気温5℃以下だと結露する可能性が高いので注意が必要です。窓枠に結露すると下枠に水分が垂れてカビが発生する状況を作ってしまいます。
水分を発生しない空調機を使うということも重要ですね。灯油ストーブやガスファンヒーターは水分を発生させるので最悪です。暮らし方という部類に入りますが押入れ内の通気性や家具裏の通気性を確保する事も重要ですね。カビやダニのアレルギーがあるご家庭では、光触媒による対策も有効です。

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