夏の温湿度測定 事例発表資料を作成

来週予定している自立循環型住宅研究会の事例発表資料を作成しました。この夏に温湿度測定した3軒の住宅の実測データーから、「屋根(天井)断熱と遮熱仕様が室内環境に及ぼす影響」を分析しました。
夏のすごし易さは日射取得量の削減と通風効果で決まります。そのなかでも屋根(天井)断熱と遮熱に着目して分析してみたのですが、屋根からの日射取得量が一般的に大きくはないので、屋根断熱強化や遮熱をしても日射取得量は5%程度しか削減できないということが分かりました。ただし平屋の場合は10%~12%の削減効果がああるので検討すべきです。冬の断熱効果と同じですが、夏の遮熱も開口部で遮熱措置をしたほうが2倍程度効果が高いです。
またもう一つ、工事中の屋根天井の温度測定の結果、外気温32度、屋根表面の温度50度が、野地板裏面で40度、通気層下板室内面側で32℃まで下がっていました。このことから通気層と遮熱シートを施設すれば一定の効果を得られることもわかりました。

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