
昨日は、パッシブデザインの先駆者である小玉祐一郎さんの講演会に出席してきました。この講演会は神奈川県建築士会 環境部会が主催したもので。講演会後には小玉祐一郎さんとの懇親会兼環境部会の忘年会も開催され、こちらにも出席しました。実は講演会よりも懇親会のほうが細かな質問を直接お聞きすることができて理解が深まります。
講演会では、小玉先生の自邸お話を中心に、なぜパッシブなのか?、パッシブで快適な住環境をつくるコツなどをお話いただきました。パッシブは完成形を作るのではなく、住み手が窓の開閉や遮蔽などで快適な環境を自分自身で調整する部分を残すようにしている。快適指数としては温度と湿度があれば十分で、表面温度や風速などを加味した指数は設計者の意図で数値が変動する部分があるので使っていない。夜間換気は冷房負荷軽減と快適性の向上にとても有効で、換気による湿度の不安定さによる不快感を上回る。というお話が印象的でした。
コメント