住宅建設コスト解説本

昨日は発売予定の住宅建設コスト解説本の原稿確認を行いました。建築知識2010年2月号「間違いだらけのコストデザイン」で40ページほどを執筆、同書2012年6月号では階数別コスト解説4ページを執筆しており、過去の執筆部分の単価等を確認した。今回は両書を1冊にまとめて再編集し、コスト解説本として発行するそうだ。
2010年の執筆当時から大きく変わったのは金属製建具である。一般アルミサッシや樹脂サッシの単価に大きな違いはないが、防火戸の仕様が大きく変わり単価が約2.5倍になってしまった。このコスト増は東京や神奈川など防火規制地域では大問題となっている。2000万円の住宅1軒でアルミサッシだけで120万円のコスト増となるのだ。消費増税分も加えると200万円近いコスト増となるのだからたまったものではない。窓の数量を減らしたり、防火壁を出して一般サッシで対応したり、設計者は苦労していることだろう。

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