小笠原住宅計画 配置確認パース打合せ

昨日、「小笠原 住宅計画」の基本設計打合せを行いました。建て主様が帰省中で小笠原へ帰る前の日程に合わせて打合せを行ったのです。前回のお打合せでは主に配置の協議、昨日の打合せは検討した平面プランの提示と想定している配置が実際に敷地の中でどのように見えてくるかを外観パースでご説明しました。
計画敷地は敷地中央で傾斜しており、高低差が約2.5mあります。この傾斜をどのようにプランに生かすががポイントでした。写真は住宅棟と倉庫棟の間にある屋外リビングダイニングから北側海を眺めたパースです。人が立っているウッドデッキが敷地高い部分の地面から1m上がっています。そして写真左側の住宅等は敷地低い部分に建っており、ウッドデッキと住宅棟の2階が同レベルになるよう想定しています。写真右側の倉庫棟で北東側隣家を遮り、ウッドデッキを地面から1m上げることで北側隣家の屋根の上に海が見えるようなレベルに設定しています。
小笠原の気温は真夏の最高気温は約30℃、真冬の最低気温が約12℃、真冬の日中の温度が15℃以上という環境です。屋外リビングダイニングは夏も冬も快適な場所になるのです。問題はシロアリ対策とコスト管理。この2点は小笠原で建物を建設するときの最重要事項になります。
プラン検討はまだまだ初期段階です。実際の太陽方位や太陽高度を考慮した冷暖房負荷計算、夏を快適に過ごすための換気回数計算、耐風圧設計などやることはまだ沢山あります。これらの確認を行いながらプランとデザインを整え、シロアリ対策とコスト調整をクリアして最終プランの決定となります。

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