小笠原のシロアリ対策調査で木材を送付

小笠原諸島父島で2件の計画を進めています。小笠原は日本で最もシロアリ被害があると言われる場所なのでシロアリ対策が最重要課題です。関東地方のシロアリはヤマトシロアリという種類が多いのですが、小笠原に生息するのはイエシロアリという種類です。ヤマトシロアリが水分を多く含んだ木材に被害を及ぼすのに対し、イエシロアリは水分を含まない木でも自ら水分を運んで被害を及ぼすという性質があります。小笠原では6月~夏にかけて、そんなイエシロアリが空を飛び回るのです。
小笠原に生息するシロアリに強い木を調査するため、様々な木を小笠原の建て主様に送りました。強力な防蟻剤を注入した柱材、一般的な防腐防蟻注入材、防蟻処理していない赤み芯持ちの杉と桧材、ホウ酸を塗布した柱材、防腐防蟻剤注入ウッドデッキ材、高圧処理して水分を除去したウッドデッキ材などです。これらの木材を現地敷地に埋めてもらい半年ほど放置して被害状況を確認してみる予定です。

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