PMVで自分の感覚を磨く

昨日は神奈川県建築士会環境部会の感境建築勉強会に出席してきました。昨年から参加させてもらっているこの勉強会は心地いいと感じる建築について研究し各々が発想できるような力を付けるために行っている勉強会です。心地いいというと断熱・気密・日射・通風などで安定した温熱環境をつくるというのが一般的ですが人間には他にも様々な感覚から快適や不快を感じています。視覚、聴覚、触覚、嗅覚など様々な感覚の学びや気候風土と建築様式の関係などを学びながら快適と感じる環境建築について考えています。
昨日の勉強会では「結露」の原理と影響や対策について、「聴覚」の構造について考えました。また勉強会会場の温度・湿度・表面温度などを実測し参加者のPMV(温冷感指‎ 標)を聞き取り調査した。PMVは本来計算で算出するものであるが、現状の環境が暑いのか寒いのかその度合いを感覚的に数値表現したのである。
温度・湿度・表面温度・風速・着衣量の実測数値と快適度合をリンクさせていくことは感境建築をつくるうえで重要と考え今後の勉強会でも継続していくこととなった。

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