斑点状のカビ スイス漆喰で補修

事務所の壁面仕上げを少し補修しました。
事務所の壁面と天井は高千穂の中霧島壁(シラス壁)で施工しているのですが、3男が生まれた時期に事務所ではなく自宅で仕事をしている期間が1年以上あり、その間換気などせず締め切っていたところ所々カビが発生しました。カビ部分を削り様子を見ていましたがカビの根が深く再生してきてしまいます。シラス壁の成分は中性なのでカビの胞子が付着して放置しているとカビが発生します。普通に生活していれば換気されますが締め切りの納戸などは特に注意が必要でしょう。
カビはアルカリ性に弱い性質があり、アルカリ成分の仕上げ材にはカビが生えにくい事が知られています。日本古来の仕上げ材では漆喰です。伝統工法の日本家屋は土壁で吸放湿性と蓄熱性、仕上げの漆喰で汚染除去と美感を保持していました。逆に漆喰の吸放湿性能と蓄熱性能は低いです。
事務所の壁面補修にはイケダコーポレーションのカルクウォール(スイス漆喰)を使いました。スイス漆喰もアルカリ性でカビが生えにくいという特徴があります。無料サンプルとしていただいた少量のスイス漆喰をカビ部分に小さな金ゴテで塗ってみました。小さなサンプルなので全面塗るほどの量はありません。作業時間は正味30分、カビ部分だけにペタペタと塗っただけの状態です。このまま数か月様子を見てみます。

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