築100年の古民家再生 天竜T.S.材

築100年の古民家再生プロジェクトの大工工事が再開し現場監理へ行ってきました。写真は既存の床荒板を半分ほど移動して大引きと根太が見えている状態です。大引きといっても丸太、根太と言っても小さな丸太をカットして上部を平らにしたもの、在来木造とはだいぶ違います。柱も梁も曲がっていて大工さん泣かせの現場であることは間違いありません。
今日の現場では、下屋根の納め方、柱位置や補強梁など図面通りにはいかない部分の確認を行いました。
また新設する柱梁用の杉柱と桧土台も現場に搬入されて仕口の加工を行っていました。今回使うのは静岡の天龍地域の杉と桧を天然乾燥させた「天竜T.S.材」です。現場に搬入された材は含水率16%と天然乾燥でありながら高い乾燥度の材でした。天竜T.S.材を使うのは3現場目になりますが、本気で日本の森と木の事を考える林業家の信頼できる構造材です。

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