
※http://ken3dabe.xsrv.jp/wp-content/uploads/2014/09/OV0WFNHR16.jpgより引用させていただきました
ATPツアーファイナルが終了しました。この大会で今年一年のATPツアー公式戦が終了し約1か月間のオフ期間となります。(正確には来週国別対抗戦デビスカップ決勝が開催されますが)
錦織とジョコビッチが対戦した準決勝はテレビ朝日で生中継され、深夜にもかかわらず15%以上の視聴率があったそうです。試合結果は大々的に一般ニュースでも報じられたのでご存知の方も多いでしょう。錦織は惜しくも1-2でジョコビッチに負け、翌日行わられる予定だった決勝戦はフェデラーの怪我による棄権のためジョコビッチが3年連続優勝を飾りました。
ジョコビッチと決勝進出を争った準決勝はスコアこそ大差でしたが、どちらが勝っていてもおかしくない中身の濃い一戦でした。1セット目からジョコビッチの完璧なテニスに圧倒され、2セット目はリスクを背負って攻めた結果が実を結び1-1となりました。迎えた最終セットの第一ゲーム、錦織は2つのブレークポイントを活かすことができず敗れました。テレビで視聴している者にはジョコビッチの異変は明らかで、錦織はそれほどリスクを負わなくてもいいのにと感じた事でしょうが、試合をしている錦織は1セット目から受け続けたジョコビッチの威圧感から精神的に疲弊して冷静な判断ができなかったのだと思います。ツアーファイナルは世界一を決める特別な大会です。試合巧者の錦織といえども普通の大会のようにはいかなかったのでしょう。
最終戦は残念な結果になりましたが落胆する必要はありません。今年一年の錦織圭の活躍は間違いなく称賛すべきものでした。4度の優勝、全米オープン準優勝、年末最終ランキング5位など、日本人が見たこともない夢の世界へ連れてきてくれたのです。今年一年の錦織の試合内容から錦織は既にジョコビッチ、フェデラー、ナダルの3人と対等の戦いが出来る存在であることが分かりました。来年の今頃、錦織がランキング1位になっていることも十分考えられるのです。
錦織圭、今年一年の感動をありがとう!!
ゆっくり休んで、準備して、全豪オープンに挑んでください。
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