蓄熱性能と室温の関係

今日から蓄熱性能についての解説をシリーズでお届けします。毎週月曜日、週1回程度の更新を予定していますが現場監理や計画中の建物など他のブログもあるので多少前後するかもしれません。更新ブログをチェックしたいという方は定期的にブログチェックをお願いいたします。
さて、このブログでは「断熱性能」解説シリーズとして断熱性能と室温・空調費・工事費・健康性などとの関係を解説しました。断熱性能を上げていけば快適性も健康性も高まる。それは事実なのですが太陽光や通風などの自然エネルギーを有効活用するためには断熱性能を決定する前に考えるべきことがあります。
何だかわかりますか?
蓄熱性能の解説シリーズだから、「蓄熱」、、、ではありません。
自然エネルギーの有効活用で第一に考えなければいけないのは「日射取得量」です。
そして快適な環境をより少ない消費エネルギーで実現するうえで「断熱」と「蓄熱」がとても大事なのです。
今日は序章として蓄熱性能を上げた住宅の効果をご紹介します。
写真は東京や神奈川など比較的温暖な地域における断熱性能及び蓄熱性能と室温の関係を示したものです。中央囲みのなかの温度は前夜から明朝までの10時間の温度低下、右囲みの温度は蓄熱性能を強化した場合の温度低下を示しています。蓄熱性能を強化することにより室温が安定することが分かりますね。
※室温は想定した条件でシュミレーションしたものなので条件が変われば変動します。実際の室温というよりも性能差とお考えください。
次回の蓄熱解説ではこの表のさらに詳細な解説を行う予定です。

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