杉とカビの因果関係

昨日は杉セミナーに出席してきました。
いつも構造材として使っている天然葉枯らし乾燥の杉材、天竜T.S.組合からお誘いをいただき出席してきたのです。このセミナーは全5回のシリーズセミナーで昨日は3回目のセミナーでした。1回と2回目も出席したかったのですが惜しくもスケジュールが合わず昨日ようやく出席できました。
昨日のセミナー内容は第一部が「カビ抑制効果と木を食べる」、第二部は「天然葉枯らし乾燥」についてです。第二部の「天然葉枯らし乾燥」の効果については既に天竜T.Sの榊原さんから聞いて知っていましたのが、だ一部のお話は驚き感動しました。

第一部で講演してくださったのは静岡理工科大学の志村史夫さんです。志村先生は半導体の研究などで知られる方で古代人の建築技術や生き物の持つパワーなどの研究もされるなど好奇心旺盛な先生です。お話がとても面白くまた発想が実業家的で、この人研究者よりも実業家のほうが合ってるんじゃないかと感じるほどでした。そして定年まであとん2年となった現在、木の持っている力、木のカビ抑制効果や木を食べる方法などを研究されています。
「木を食べる???」

そう、本当に食べているのです。綺麗なおが屑を見た先生は「これ、食えるんじゃないか」と直感して研究を始めたそうです。おが屑を3回煮沸消毒して作ったスーパーウッドパウダーを食物に入れて食品化してしまいました。樹木の主な成分はセルロース、リグニン、でん粉質などです。3回煮沸することでセルロースだけが残る。つまり食物繊維なので体に害はないそうです。パンやビスケット、ソーセージなどに1/3ほど混入させて食品化して試食調査を行っているそうです。食べた人の7割の人は便秘に効いたという感想を述べるなどダイエット食品としての活用も目指しているようです。また食品だけでなくお茶としても製品化していて、花粉症に効くのではないかということで大規模な調査をしているところだそうです。毎日このお茶を1杯飲めば花粉症が改善するなんてことになったら一大ニュースですね。

木を食べるという研究については静岡放送や日本テレビの情報番組で報道されているのでご存知の方も多いかもしれません。このとき同時に報道されたのが気によるカビ抑制効果です。
写真はその実験結果です。普通のパン、杉板を入れたパン、桧板を入れたパン、乾燥材を入れたパン、蒸留水を入れたパンを14日間観察した結果、杉板を入れたパン以外はカビが発生したそうです。他にも杉の精油成分を入れたもの、木の蒸留水を入れたもの様々な実験を何度も繰り返した結果、杉板が最も効果が高いという事実が分かったそうです。この原因が杉の成分によるものなのか調湿効果によるものなのか、有害物質吸着効果によるものなのか、おそらく複合的な原因と考えれられるがこれからの研究で確かめたいということでした。
他にもガラスケースと木のケースで飼育した鼠の脈拍数で鼠のストレス度を研究するなど行っているそうです。

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