
夏といってもいい気候になりましたね。季節外れではなりますが、三男が描いた桜の木をUPしておきます。
実は保育園で絵を描くたびにブログにUPしろってうるさいんです。しかもUPした画像を確認しないと納得しません。「りゅーくん、桜の絵UPしたよ」
さて、昨日から「住宅で人生観が変わる」とうい新たなカテゴリを作ってお話をしています。昨日は「快適性の質」についてお伝えしたところです。ご興味ある方は是非昨日のブログも併せてお読みください。
本日は「小さな幸せが見つかる家」と題してお話をいたします。
ずいぶんと大それたタイトルだな~大丈夫か???もりけん、と感じながらも話を続けましょう。
ちょっと考えてみてください、皆さんは「幸せだな~」と感じるのはどんな時ですか?
自分自身の事を考えてみました。
私が幸せだと感じる時、良い仕事が出来て建て主様から感謝の言葉をもらったとき、長男が中学へ入学したとき、いつも上手く意見を言えず爆発してしまう次男が自分の意見をしっかり論理的に話せたとき、三男の画が徐々に人間らしくなってきたこと、家族の笑顔、ふと高い天井を見上げて開放感を得たとき、趣味のテニスで自分らしいプレーができたとき、家族でバーベキューをしているとき、仕事の友人たちと酒を飲んでいる時、家内の機嫌が良いとき、柱に書かれた子供たちの背比べ、家の中をそよ風が流れて気持ちいいとき、正月に親戚が集まった時。
ざっとランダムに列記してみたのですが、建築設計の仕事をして自ら設計した住宅で暮らしながら「イエ」に関することで幸せと感じるものはとても少なく、家族に関することがずっと多いことに気付きます。家で過ごしている家族との時間を幸せだと感じることは多いですが、家そのものに対して幸せだと感じることは少ないということです。幸せとか悲しいとか人の心が動くのは何か変化があった時ですよね。例えば匂いに置き換えて考えてみましょう。爽やかな匂いで爽快な気分になったとしても、同じ匂いを嗅ぎつづけると匂いを感じなくなってしまいます。一番効果的なのは10分~15分おきに爽やかな匂いを嗅ぐことです。人の心も同じ、小さな幸せの積み重ねが大きな幸せになるのではないでしょうか。
住宅を建てるというのは人生最大の大事業です。人生の中で何度もあることではないので、どうしても肩に力が入り過ぎて大きな幸せを望む傾向が強いように感じます。大きな幸せを感じる大感動の家で毎日生活していたら麻痺して感じなくなるか疲れるかのどちらかでしょう。ふと外を見ると気分が変わる窓、ウッドデッキで日向ぼっこ、そよ風を感じる場所、ちょっとした変化で小さな幸せを感じる住宅。そんな毎日を家族と共に過ごしていけることこそが一番の幸せではないでしょうか。
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