インスペクション

インスペクション

住宅の補助金関連について解説しているシリーズ13回目になります。今日はリフォーム版の長期優良住宅について解説します。

リフォーム版長期優良住宅は既存住宅の性能向上を図り、あわせて性能を可視化することで流通しやすくすることを目的とした認定制度です。現在、国が補助事業(明日のブログで解説予定)を通じて認定制度の構築に向けた準備を進めています。

長期優良住宅法の条文は、もともと既存住宅のリフォームも想定した内容となっていますが、基準などは未整備で検討事項となっていました。基本的な考え方は新築住宅向けと同じです。ですので長期優良住宅とは名ばかりの最低基準であることに変わりはありません。

インスペクションという言葉をご存知でしょうか?

インスペクションは建物検査を意味します。リフォーム工事前にインスペクションと言われる建物検査によって現状を確認し、検査内容に基づいて基準を満たすリフォーム計画を立てます。新築と同じように、公示後の定期点検やメンテナンスをスケジュールに落とし込んだ維持保全計画の策定も求められます。インスペクションはようやく国のガイドラインが示され、インスペクター講習団体を認定し講習が開始された段階です。今後はこの講習を受講して資格を得なければ認定住宅のインスペクションは行えなくなるのです。私は来月講習を受講する予定となっています。

明日は長期優良住宅リフォーム推進事業(補助金)について解説する予定です。

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